バリシニコフとバランシン

バランシンを踊るバリシニコフの映像がかなり残っている。NYCB時代のもので、「放蕩息子」「鉛の兵隊」「タランテラ」「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」、ABTに戻ってからのもので、「アポロ」「フー・ケアーズ」「夢遊病の女」。レア物で、NYCBに移籍前の、ゲルシー・カークランドと踊る「テーマとヴァリエーション」。NYCB時代のものはちょっと居心地が悪そうで、力を出し切れないように見える。NYCBの男性ダンサーはピーター・マーティンスに代表されるように背が高く、しかし存在は控え目なのが特徴だが、バリシニコフは真逆。結局、彼の背の低さが妙に目立っている。しかし、バランシン本人に直接手とり足とり指導を受けたという、ヌレエフにもマカロワにも出来なかったことを経験できたのだから、彼には良かったのだろう。ABT時代になると、バランシンが亡くなった後ということもあるのだろうが、俄然楽しそうに見える。カークランドの踊るバランシンを初めて見たが、本人がどう思っているかはわからないが、案外彼女はバランシンのバレエに向いているような感じがする。バランシン、カークランド、マーティンス、バリシニコフの不思議な関係は何か運命的だ。

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