NCIS時々モース

NCISの連続放送が始まり、モース刑事もぽつぽつと始まっているので、年末年始はどっぷりと見る予定。年が明けると、警部モースも改めて始まるので、当分モースには事欠かない。

マリンスキー・バレエの「海賊」

WOWOWで、マリンスキー・バレエの「海賊」を見る。1991年のキーロフ時代の来日公演で見て以来。衣裳など、多少変わっているところはある。結局、この作品の弱点は、コンラッドとアリのキャラクターが魅力的でないことにつきる。コンラッドは海賊のわりにいい人だが、それについての苦悩のようなものはないし、アリは何を考えているのか、どういう人物なのか全くわからないし、自分自身の意志が感じられない。二人共、演劇的にもダンス的にもいいところがあまりない。パ・ド・トロワの場面も、独立して見ることが多いせいか、全幕物の中で見ると、妙に浮いて見えてしまう。それに比べると、第一幕のギュリナーラとランケデムのパ・ド・ドゥは、ストーリーになじんでいて、素晴らしい。そもそも、この作品で一番魅力的なのは、ランケデムではないだろうか。演劇的にもダンス的にも見せ場があるし、キャラクターの性格付けもきちんとできている。ところで、アリを踊っているのは、注目の韓国系ダンサー、キミン・キム。今後が楽しみだ。

高円寺

座・高円寺1で、メメントCの「太平洋食堂」を見る。三度目の観劇。休憩を入れて3時間15分の大作。座・高円寺は2月以来なので10か月ぶり。

ロイヤルバレエ、新演出の「白鳥の湖」

BSプレミアムシアターで、ロイヤルバレエの「白鳥の湖」を見る。プティパ、イワノフ版にアシュトンが追加振付したものを、リアム・スカーレットが改訂演出したニュープロダクション。まず、オデットがロットバルトに呪いをかけられ白鳥にされるプロローグがある。王子は軍人で、友人たちも軍人。現代に近いイギリス王室の雰囲気だ。女王と王子のやりとりは、早く結婚させようとするエリザベス女王と、結婚をさけようとするチャールズ皇太子のように思える。当然、道化と家庭教師は登場しない。代わりに、友人のベンノ、王子の妹の王女が二人登場し、この三人でパ・ド・トロワを踊る。第三幕でもパ・ド・トロワを踊る。女王の側近が実はロットバルトで、王冠を奪うのが目的。花嫁候補は、ハンガリー、スペイン、イタリア、ポーランドの四人。この売り込み方が、ひどく品がない。王子じゃなくても、結婚はやめたくなる。明らかな政略結婚で、それを利用とする娘たちのアピールの仕方がすごい。妃の決め方として、これがイギリスの伝統なのだろうか。ラストは、オデットが犠牲になって湖に飛びこみ、王子が茫然と人間の姿に戻ったオデットの遺体を抱き締める。突飛な振付はなく、全体的に質素な仕上がり。