VHSの整理 キーロフの「コッペリア」

ボリショイバレエによるプティパ振付の「コッペリア」を見たので、キーロフバレエ(現マリンスキー・バレエ)によるヴィノグラードフ振付の「コッペリア」を見直す。このバージョンの特徴は、コッペリウスとコッペリアが踊ること。コッペリウスは人々をコッペリアのとりこにしようと、わざと人が多い時にコッペリアを連れて行って、踊らせる。案の上、フランツや若い男性はコッペリアに夢中になる。第一幕第一場でスワニルダと女性たちで踊られるシーンはフリッツと四人の友人たちで踊られる。また、マズルカ、チャールダーシュは第二幕のディベルティスマンに入れられている。コッペリウスがコッペリアに人の命を吹き込もうとするところはなく、より人間的に描かれており、彼はフィナーレにも登場する。ディベルティスマンには、スワニルダとフランツのパ・ド・ドゥ以外はソロはなく、群舞で構成されている。フランツの友人四人で踊るチャールダーシュが素晴らしい。プティパの振付もいいが、新しい振付(といっても30年前のものだが)も見応えがある。