ピカソとバレエ・リュス

クラシカジャパンで、ローマ歌劇場バレエの「パラード」「プルチナルラ」を見る。両方共レオニード・マシーンの振付で、フォーキンが去った後の後期のバレエリュス時代の作品。フォーキンの頃は、バクストが美術・衣裳を担当していたが、ディアギレフはフォーキン同様、バクストにも飽きたらしく、ピカソに依頼するようになったようだ。しかし、ピカソは個性が強すぎるので、マシーンのバレエというより、ピカソの作品を音楽とバレエ付きで見ているような印象である。バレエリュスの時代は、ディアギレフの次に美術家の力が強かったようで、映画「ニジンスキー」の中でも、「ダフニスとクロエ」の美術と衣裳をバクストがディアギレフに見せ、フォーキンはだまって決まるのを待ち、その美術・衣裳に合せて振付をするという様子が描かれていた。「パラード」の場合など、ピカソの他に、コクトー、サティがいたわけだから、マシーンの立場は微妙だったように想像する。