VHSの整理 グリゴロヴィッチ版「ロミオとジュリエット」

オールスター・キャスト。ベスメルトノワ(ジュリエット)、ムハメードフ(ロミオ)、A・ヴェトロフ(ティボルト)、シャルコフ(マーキューショー)、ファジェーチェフ(パリス)。舞台装置はほとんどないので、転換はなく、照明の変化で場面の移動を表現している。当然、バルコニーもない。マイムを極力なくしているので、皆踊る。キャプレット夫妻も踊る、大公も踊る、乳母も踊る。さすがにロレンス神父はほとんど踊らない。マクミラン版と違うのは、ベンヴォーリオやロザラインが登場しないこと。パリスの踊るシーンが多いこと。全体的にロミオが中心で、男のバレエという印象が強い。要するに、グリゴロヴィッチのバレエだ。ラストシーンは、目覚めたジュリエットと、死にそうなロミオのデュエット。ロミオとパリスが鉢合わせして、パリスが殺されるシーンはない。